絵本『プータン いまなんじ?』
『プータンいまなんじ?』は、指で自由に動かせる針のついた時計がついた仕掛け絵本で、私の子どもにとって、この絵本は“時計”と“数字”を覚えるきっかけにもなりました。
ページの一部をめくるといったものではないので破れる心配もなく、最終ページに取り付けられた時計の部分が表紙からすべてくり抜かれている構造で、仕掛け絵本の中では耐久性もある方だとと思います。
またこの絵本は、わだよしおみ(文、和田義臣)、ならさかともこ(絵、奈良坂智子)二氏のタッグでシリーズ本化されており(出版社:JULA出版局)、他の絵本も刊行されています(プータンシリーズはコチラ)。
絵本『プータンいまなんじ?』の内容
プータンはおばあちゃんが大好きな子豚です。
おばあちゃんがお家に遊びに来る日の朝、プータンは7時に目覚まし時計の音で起きました。『一人でできるようになったこと』をおばあちゃんに見せるために練習したり、プレゼントを作ったり… おばあちゃんが遊びに来てくれるのを、プータンは今か今かと時間を気にしながら一日を過ごしていきます。
そしておばあちゃんが来てくれてプータンは大喜び!しかも、とっておきのプレゼントがあったのです…
絵本『プータンいまなんじ?』の読み聞かせ
物語は、プータンが起きてから時系列に進んでいきます。
各ページには『○○時に…』と書かれているので、まだ数字や時計が良くわからない子どもには『これが数字の7だから、長い針をここに回して…』といった具合に、絵本の進行に合わせて大人が時間を合わせてあげます。いつも決まった時間に何かをする予定があるのなら、
『この時間は○○ちゃんはいつも○○をしているね!』
と言ってあげたりします。
また、数字や時間をぼちぼち理解して覚えてきた頃には、
『まだ2時だって!2時は時計の針をどこに回す?』
といった感じに、子どもに時計の針を回させてみたりします。
絵のタッチはやわらかくて優しく、笑顔のプータンはとてもかわいくて、子どもにほのぼのと読み聞かせをしてあげられれますし、数字や時計、時間といったことも教えることのできるステキな絵本です。
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