プロフィール
当サイト『絵本の窓 Picture Book Library』は、二人の男の子の父親”nomitake”が運営しています(子どもは本稿掲載時点で4歳と6歳です)。
私は育児について、母親だけがその主体になることについて否定的な立場です。今の日本では、夫は正規職員、妻はパートで労働に従事しているという家庭が多いと思いますが、その結果として、どうしても母親主体での育児になってしまいがちです。でも父親が、『仕事が忙しいから』『正規職員で働いているから』という理由だけで育児に携わらない・携われないというと思うのは、ハッキリ言って間違っていると思います。
子どもと一緒に過ごす『時間の質』と『絵本の読み聞かせ』
育児は単に時間だけの問題ではありません。子どもと一緒に過ごせる時間が少ないのであればなおさら、『どうしたら子どもと一緒に楽しく過ごせるのか』という『過ごし方の質』を工夫すればいいし、子育てを自分の生活時間を見直す"タイミング”として捉える良い機会だとも思います。
私にとって、子どもへの絵本の読み聞かせをする時間は、子どもと一緒に過ごす時間の中でも一、二を争うとても楽しい時間だと感じますし、特に忙しい親にとっては逆に、絵本と読み聞かせは子どもとのコミュニケーションを持続させるための大切なツールと時間だと思っています。
なぜなら、父親が日常的に子どもと接する時間が少なかったとしても、あなたのほんの数分を絵本の読み聞かせに使うことができれば、子どもはママの読み聞かせとの違いを楽しむことができ、場合によっては『この絵本はパパの方が楽しく読める』と思ってくれます。それだけで親子の絆は深まりますし、絵本ブログ(子どもにとって絵本の読み聞かせが大切な理由とは?)でも紹介しましたが、絵本の読み聞かせは親子の日常的なコミュニケーションにも大きく影響してきます。絵本という共通の話題を持つことで、接する時間的には少ないとしても、絵本を通じて子どもとより密な関係を持つことができるのです。
ステキな絵本を紹介したい…『絵本の窓』を作ったきっかけ
絵本は、多忙な日常を抱えるヒトが多い日本という国であるからこそ、親子にかけがえのない時間と共有体験を与えてくれる大切な存在だと私は思います。そして、日本には優秀な絵本作家やクリエイターがたくさん存在し、とても素敵な絵本体験をサポートしてくれています。
『絵本の窓』を作ったのは、自分を含めて、たとえどれだけ忙しくても、子どもと一緒に過ごす大切な時間を演出してくれる絵本というステキな存在を、たくさんのヒトと分かち合いたいと思ったのがきっかけでした。
私と妻について
私自身は肩書をいろいろと持っており、イラストレーター、似顔絵師、CGデザイナー、WEBデザイナー、映像プロデューサー、介護士、などなど… 仕事も肩書の数だけあり、多忙な時間を過ごしています。中でも介護士という肩書は他の肩書とは相いれないものですが、自営業として生活が苦しかった時に介護の仕事を経験して、自分にとって、ヒトとして、とても大切な価値観を与えてくれた職種だと思っています。
妻は幼稚園教諭で、子どもが生まれてからは育児を優先させるために担任は持たずパートとして働いていますが、『絵本の窓』をサポートしてくれる心強い存在でもあります。幼稚園教諭だからこそわかる子どもの心境、子どもにとっての『この絵本のツボ!』を教えてくれます。