絵本『かわいいてんとうむし あなあきしかけえほん』
『かわいいてんとうむし あなあきしかけえほん』は、メラニー・ガース作、ローラ・フリスカ・ベイス絵の、10匹のテントウムシが登場する仕掛け絵本です。
何が仕掛けかというと、立体的なテントウムシが表紙からも触ることができます。“穴の開き順”がこの本の仕掛けの秘密… 初めて読んでみると、大人でもちょっとドキドキしてしまいます(笑)
絵本『かわいいてんとうむし』の内容と読み聞かせ
絵本には10匹のテントウムシが登場します。ところがこのテントウムシ、読み進むにつれて1匹ずつ姿を消していきます。姿を消すたびにページに登場してくるのは、チョウ、イモムシ、小鳥、バッタ、ハチ、魚、カメ、アヒル、そしてカエル…
初めてこの絵本を読んだ時、私の中では『ある疑惑』が頭をもたげていました。
『まさかテントウムシは、登場する動物たちに…?!』
でも、幼児向けの絵本としてはあまりにも残酷な内容なので考えないように読み進めましたが、小鳥が出てきた時には
『え?!』
魚やカメ、ついにはアヒルが登場すると
『なんて絵本なんだ、結末はどうするんだ?!』
と焦りました。でも最後は…
ホッとしました♪
絵本『かわいいてんとうむし』のシリーズ本
この絵本には、シリーズ本も出版されています。
仕掛け絵本としての『かわいいてんとうむし』の利点
仕掛け絵本にはいろいろな仕掛けがありますが、その一つが『めくる』という仕掛けです。
子どもは隠れているものが大好きで、二重構造になった絵本を見るとどうしてもそこをめくりたくなります。その絵本を好きであればあるほどめくる回数も増えるわけですが、結果としては破れてしまったりします。
仕方のない事ですが、そんな時、親も『あ…』となり、親子ともども残念な気持ちになります。
でも、『かわいいてんとうむし』の特徴として仕掛け絵本の中では『壊れにくい』という特徴があります。多少乱暴な子がページをめくっても、そもそもの仕掛けが立体的なテントウムシで、めくったりすることで破れたりはしません。だから、長く愛読できるんです。
我が家の場合、長男はおもちゃも絵本もとても大切にやさしく扱ってくれましたが、次男は長男から受け継いだおもちゃも絵本も、片っ端から壊してしまうやんちゃ坊主でした…
でも、この絵本は壊れず今にいたっています!
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